高齢者専門外来

高齢者専門外来

高齢者専門外来

当院の岩崎鋼医師は、東北大学老年内科で学位(医学博士)を取得した高齢者医療のエキスパートです。 もの忘れ外来、転倒骨折予防、嚥下障害予防、訪問在宅診療を中心に、高齢者に特化した診療を行っております。

〇もの忘れ外来
もの忘れがご心配な方、ご家族のもの忘れがご心配な方の診療を行います。

まずは、いくつかの認知機能テストを受けていただきます。
認知症の可能性が高いと判断した場合、提携医療機関で脳のMRI、SPECT, PETなどの検査を受けていただき、どの種類の認知症なのかを特定します。
・最近治療法が出てきた軽度認知障害(MCI)や初期アルツハイマー病なのか
・幻視が強いレビー小体型認知症なのか
・性格変化が著しい前頭側頭型認知症なのか
・場合によっては、正常圧水頭症や慢性硬膜下血腫など、脳外科に紹介すると治る認知機能障害なのか
・甲状腺機能低下症、亜鉛欠乏症、ビタミン欠乏症など「認知機能が低下するが、実は認知症では無い疾患」を採血で調べていきます。

残念ながらすでに治療できる時期を過ぎているという方やそのご家族には、介護保険の申請などに繋げていき、各種介護制度利用のご案内をいたします。

〇転倒予防外来
高齢者は脳卒中やパーキンソン病、腰や膝の変形など様々な原因で転びやすくなります。高齢者が転倒すると高頻度で骨折し、寝たきりの原因にもなってしまいます。
当院ではふらつき転倒がある患者さんにふらつきの検査を行い、ふらつきの原因ごとの転倒予防リハビリを行って参ります。

〇嚥下障害予防
脳卒中やパーキンソン病などでは「嚥下障害」という問題が生じます。水や食べ物が上手く飲み込めなくなる状態です。
この状態を放置すると「誤嚥(ごえん)」と言って口の中の食べカスや雑菌が胃ではなく、肺に入り「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」を起こします。
その方の飲み込みにくさの原因を特定し、誤嚥の程度を測定し、嚥下改善効果がある漢方薬や降圧剤を処方したり、「誤嚥しにくい食べ物」をご紹介したり、生活習慣で気をつけるべきことをお話しし、誤嚥を少しでも改善し誤嚥性肺炎を防ぐ治療を行います。

〇訪問在宅診療
在宅訪問診療も重要な高齢者医療の柱です。
主に当院から半径10km圏内にお住まいの方で、通院が困難な患者さんを対象に、訪問在宅診療を行っています。
医師と看護師が組んで定期訪問診療を毎月行います。体調不良などの時は臨時訪問します。訪問先での採血も可能です。
この在宅訪問診療は「訪問看護ステーション」の訪問看護師と協力して行います。当院はいくつかのクリニックと業務提携を結んでおり、時間外・夜間の対応も可能です(担当医は定期訪問医とは異なる場合があります)。
自宅だけでなく、各種施設にお住まいの方もご利用できます。お気軽にご相談ください。

PAGE TOP